クリシェとペダルポイントとは何なのかを解説します。
クリシェ
クリシェはコード構成音のある音が半音ずつ上げたり下げたり進行させるテクニックです。半音進行なので、必然的にノンダイアトニックコードを含むコード進行になります。上手く使えると楽曲に花を添えることが出来ます。
上記のコード進行のトップノート(一番上の音)を見てみると、ドの音が半音ずつ下がっていってるのが分かります。C7のシのフラットの音がうまく繋がって洒落てますね。
ペダルポイント
クリシェでは半音ずつの動きがありましたが、ペダルポイントは動きがなく同じ音を保持することを言います。主にベースでの保続音のことを表すことが多いです。他のコード構成音が変わる中ベース音だけ変わらないので、緊張感のある雰囲気が得られます。
Cのルート音がそのまま他のコードでも続いています。C以外は分数コードとなっています。
Am/CとF/Cは、コード構成音に含まれるドの音がルート音になっています。
G/Cは特殊で、Gのコードでドの音はアボイドノートと言って濁るために本来使用できない音なのですが、ペダルポイントではよく使用されます。
合わせ技
以下のようにクリシェとペダルポイントが同時に使われることもあります。